実家にいると、いつも母が服を洗って綺麗にたたんでくれたりして、洗濯について意識することがなかったような気がします。
一人暮らしを始めて家事一切を自分でするようになって、私にとって一番面倒で苦手なのが洗濯だと知りました。
これまで数えきれないほどの失敗をしてきました。
お気に入りのセーターが子供用かと見紛うほどに縮んだり、洗濯物すべてがきれいなピンク色に染まっていたり…
洗濯の事故でいったい何枚の服を廃棄したでしょうか。
特にお気に入りをダメにしてしまったときのショックは甚大です。
洗濯機はどんどん進化しているので、洗濯物と洗剤さえ入れればきれいにしてくれると思っていませんか?
私はそう思っていました!
きれいに汚れを落とし、服を傷めない洗濯をするには知っておくべきコツがあるのです。
私のような失敗をしないためにぜひ覚えておいてください。
1. 洗濯物の前にまず洗剤を投入
洗濯するときって、まず洗濯機のなかに洗濯する衣類を入れていませんか?
洗剤を後から入れると、衣類に洗剤がかかってしまいシミが残ってしまうことがあります。
粉末と液体のどちらの洗剤でも、洗剤は衣類の前に洗濯機に投入します。
(1)洗濯を開始して水をある程度の量まで入れます。
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(2)洗濯するものの量にあった洗剤を投入します。この間に洗濯機の羽が回転して洗剤は撹拌されます。
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(3)最後に衣類を入れます。
洗濯するものの量と洗剤の量、洗濯機の量設定が正しくないと綺麗に汚れを落とすことはできません。
慣れるまでは洗濯の途中でふたをあけてみて、衣類がきちんと回転しているか、泡立ちはどうかなど確認してみてください。
2. 洗濯するものを入れるのにも最適な順番が
洗濯機にはクセがあります。
洗濯槽のなかでも、上のほうで洗うよりも下のほうで洗ったほうが汚れが落ちやすいのです。
また、洗濯するものを入れる順番が洗濯機の回転効率に影響してしまいます。
これらのクセを理解して洗濯機と付き合いましょう。
(1)まず一番下にバスタオルなどのかさばるものや重いもの、汚れのひどいものがあればそれを入れます。
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(2)次にあまり気を使わない普通の衣類などを入れます。
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(3)最後にネットに入れるようなデリケートなものを一番上に入れます。
3. 色落ちするものは他と分けて洗う
洗濯物の色落ち、これは洗濯機のふたをあけたときのショックがとても大きい事件です。
絶対に避けなくてはなりません。
まずどういったものが色落ちしやすいのかを知っておきましょう。
まず濃い色のもの、特に青や赤色は要注意です。
ジーンズなどは何度洗ってもびっくりするほど色落ちします。
また、素材によっても色落ちしやすいものがあり、綿や麻、シルクといった天然素材のものは色落ちしやすいといわれています。
濃い色のもの、天然素材のものを初めて洗濯するときには、必ず色落ちするかを確認します。
洗濯に使用する洗剤を白い布に染みこませ、確認したいものの目立たないところに押し当て、白い布に色がつかないかで判断します。
色が移るようであれば他のものと分けて洗いましょう。
色落ちを止めたい場合は、衣類がしっかり浸かる程度の水を張り、そこに塩と酢を大さじ1ずつ入れて1時間ほど漬け置きしてから単独で洗濯してみてください。
その後も必ず色落ち確認はしてください!
4. ニットの洗濯は必ずおしゃれ着用の中性洗剤で
秋冬に大活躍のニットもできれば自分で洗濯したいですよね。
ドライマークのついたニットでも、ウール100%のものやアクリル、ナイロンの混紡などは洗濯機でも洗うことができます。
(1)洗濯機の「ドライコース」を選び、おしゃれ着用の中性洗剤を入れます。洗濯機に「ドライコース」がなければ手洗いをします。
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(2)ニットをちょうどいい大きさの洗濯ネットに入れます。このときニットは裏返したほうが毛玉ができにくくなります。ちょうどいい大きさとは、大きすぎて中で激しく動いてしまったり、小さすぎて洗剤が行き届かなかったりすることがないということです。
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(3)ニットの洗濯にはお湯や乾燥機は使わないでください。縮みの原因になります。
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(4)洗い終わったニットは、平干し用のネットで乾かします。ハンガーにかけると型崩れしてしまいます。また、日に当たるところで干すと色あせを起こしますから、日影に干すようにしてください。