お財布のピンチや体調を崩したとき、心強い味方になってくれるのが冷凍食品や非常食ですよね。
お湯を注いだり、レンジでチンするだけで食べられるのは本当に助かるものです。
たまに食べるなら美味しくてまったく苦になりませんが、これがしばらく続くと…ちょっと罪悪感を覚えたりしませんか?
自分で料理やお弁当を作ったりするなら食材のストックが欲しいところです。
スーパーの安売りなどで手に入れた食材を上手くストックできればうれしいですよね。
私は毎日お弁当を作るので、これまでイザというときのためにいろいろな食材を冷凍してきました。
そして多くの失敗を経験しました。
数多くの失敗と稀な成功体験から、冷凍しておくと便利、そして何より冷凍しても美味しく食べることができる食材と保存方法をご紹介したいと思います。
お肉は絶対に保存しておくべき食材
とにかくお肉は絶対に保存しておきたい食材です。
牛や豚の薄切り肉は一回で使う量に小分けして、鶏もも肉は1枚ずつをラップでぴったり包んでチャック付保存袋に入れて保存します。
私は安くてヘルシーな鶏むね肉をよく使うのですが、鶏むね肉の場合はひと手間かけてから保存するようにしています。
鶏むね肉1枚に対して大さじ2程度の砂糖をまんべんなく揉みこみます。
その後、大さじ1程度の塩を同様に揉みこみ、ビニール袋に入れて口を絞って冷蔵庫で1日保存します。
次に、お水を張ったボウルに鶏むね肉を1時間ほど浸けて塩分などを抜きます。
キッチンペーパーで水気をふき取り、ラップでぴったり包んでチャック付保存袋に入れて保存します。
こうすると、鶏むね肉がパサつくことなく、しっとりジューシーになるのでこの手間は惜しみません。
お肉や魚は味付けしたものを冷凍すると便利
味付けせずに保存するものも便利ですが、焼くだけで食べられるものを冷凍しておくとさらに便利です。
私は味噌漬けにして冷凍するようにしています。
生鮭やとんかつ用の豚ロース肉が安いときにたくさん買ってきて、その日に使う分以外はすべて味噌漬けにします。
生鮭には皮を中心に軽く塩をふって20分ほど置きます。
このとき、冬以外は冷蔵庫に入れましょう。
水気が出るので、キッチンペーパーでふき取ってください。
豚肉は筋切りをします。
味噌、酒、みりんを混ぜてお好みの味噌床を作ります。
肉や魚の全面を味噌が覆うように1つずつ塗り、それぞれ1つずつをラップで包みます。
チャック付保存袋にまとめて入れて、1日冷蔵庫に入れておいてから冷凍庫に移して保存します。
使うときは、半日前に冷蔵庫に移して解凍します。
朝外出前に冷蔵庫に移しておけば、晩ごはんですぐに調理できますよ。
豚肉用の味噌にはにんにくを少し入れるとさらに美味しくなります。
ベーコンやソーセージは優等生
焼くだけでおかずになるソーセージやベーコンも絶対に冷凍しておきたい食品です。
さらにどちらも刻めばスープに、お肉の代わりに炒め物にも使える優等生です。
1回に使う分で小分けにしてラップで包み、チャック付保存袋に入れておきましょう。
野菜ではトマトがおすすめ
お弁当を作るために野菜は不可欠なので、いろいろな野菜を冷凍してみました。
にんじんは気持ち悪い食感になるし、ブロッコリーも同様。
茹でたほうれん草も葉物らしさは皆無になります。
かぼちゃなら生の角切りよりも、柔らかくなるまで火を通してマッシュしたほうがいいです。
サラダやスープには使えます。
一押しはトマトです。
ヘタを落とし、皮付きのままでチャック付保存袋に入れて冷凍します。
冷凍トマトはサラダで食べるというよりも、調理用として便利に使えます。
研いだお米と一緒に凍ったトマト、コンソメ、塩適量を入れてそのまま炊けばトマトの炊き込みご飯に。
炊きあがったらコショウをふって、トマトをつぶすように混ぜます。
その際、トマトから水分が出るので、水を通常よりも減らすことが必要です。
そのほか、カットトマト代わりに使えるので、スープやパスタソースを作るといいですよ。
どれも凍ったまま調理ができるのでとっても便利です。
きのこは冷凍保存すべき食材の筆頭
いろいろな野菜が冷凍保存できるという情報もありますが、経験上本当に難しいんです。
そんなときに最強の味方になってくれるのがきのこです。
しいたけ、しめじ、舞茸どれもOKです。
私はきのこ類を洗わずに使うことができないので、さっと水洗いしてしっかり水気を取ります。
乾いたきのこをカットしたりちぎったりして使いやすい大きさにし、チャック付保存袋に入れます。
きのこを種類別に保存してもいいですが、私はいろいろなきのこを混ぜて袋に入れて保存し、必要な量を掴んでバサッと放り込んで使っています。
炒め物やスープ、鍋や麺類など、どんな料理にも冷凍したまま使えて便利ですよ。
あさりも冷凍におすすめ
意外かもしれませんが、あさりも冷凍OKです。
あさりを冷凍する場合、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、冷凍前に必ず砂抜きをしておくこと。
一旦冷凍してしまうと砂はどうしようもなくなってしまうので、買って帰ったら必ず砂抜きをしておきましょう。
しっかり砂抜きをして、殻をこすり合わせるように洗い、キッチンペーパーで水気をふき取ってからチャック付保存袋に入れます。
凍ったまま調理に使えますが、急速に加熱しないと殻が開かない悲惨な状態になってしまいます。
沸騰したところに入れたり、十分に熱したフライパンに入れるようにしてください。
お味噌汁やパスタ、パエリアなどいろいろなものに使えて重宝しますよ。
しらす干しや納豆も便利
しらす干しや納豆も冷凍しておくと便利です。
しらす干しは1回に使う分に分けてラップで包み、チャック付保存袋で保存します。
納豆はパックごと冷凍可能です。
しらす干しは凍ったまま調理に使えますし、解凍する場合もすぐに解凍できます。
納豆は自然解凍のみで、レンジでの解凍は×です。
朝外出前に冷蔵庫に移しておけば晩ごはんに、夜寝る前に移しておけば朝ごはんとして食べられます。
パスタやパックごはんなど長期保存できる食品や、玉ねぎやキャベツ、にんにくといった日持ちのする野菜などと合わせることで立派な食事になります。
安売りで手に入るときにまとめ買いしておきましょう。