今年から社会人になって、そろそろクレジットカードでも作ろうかなと思っている方もいるのではないでしょうか。
人との付き合いで飲みに行く機会が増えたり、洋服やコスメなど欲しいものがあるときに、手持ちのお金がなくても助けてくれるクレジットカードはとても便利ですよね。
今は大学生でもクレジットカードを作れますし、社会人であれば本当に簡単にクレジットカードが作れてしまいます。
簡単に作れて簡単に使えてしまうという便利さの反面、使い方を間違ってしまうことが多いのも事実です。
クレジットカードを持つ前に、まずはクレジットカードの仕組みについて知っておきましょう。
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クレジットカードで買い物ができる仕組み
クレジットカードを使って買い物や支払いができるのは、クレジットカード会社に加盟しているお店や施設などです。
お店であればレジ付近にクレジットカードのマークがいくつも提示されていたりしますよね。
そのお店は提示されているクレジットカード会社に加盟しているので、私たちがクレジットカードを使って買い物や支払いをすることができるのです。
実際にお金がやりとりされる仕組み
私たちがクレジットカードを使った場合のお金の流れは次のとおりです。
1. お店で10000円の物を購入し、クレジットカードで支払いの手続きをとる
2. お店は使用されたクレジットカードのカード会社に10000円を請求する
3. カード会社はお店に対して利用者に代わって支払いを行う
※この際、お店はカード会社に対して数%の手数料を支払います
4. カード会社は予め決められた日に利用者の指定口座から請求金額を引き落とす
これが基本の流れになります。
支払い方法にはいくつかの選択肢が用意されている
クレジットカードを使った場合の支払い方法にはいくつかの選択肢が用意されています。
一括払い
名前のとおり、代金を一括で支払う方法です。
おおよそ1ヶ月の間にクレジットカードで一括払いを指定して利用した金額を合算し、予め決められた日に指定口座から利用金額が引き落とされる形になります。
ボーナス一括払い
ボーナス支給時に支払うことができるのがボーナス一括払いです。
1年を2つの期間に分け、該当する期間に利用したもののうちボーナス一括払いを指定して利用した金額が合算して引き落とされます。
この支払い方法はボーナスが支給されない職業の方でも利用可能です。
分割払い
買い物の際に支払い回数を指定してクレジットカードを利用する方法です。
そのときに購入したものについては必ず指定した回数で完済できるため、状況が把握しやすく、高額の買い物でも月々の負担を軽くすることが可能です。
リボ払い(リボルビング払い)
回数を指定せず、毎月固定金額を支払う方法です。
毎月の支払い金額が固定のため家計を圧迫しない反面、実際に使った金額や残債の状況が把握しにくくなります。
クレジットカード利用時の金利手数料について
一括払いやボーナス一括払いを選択した場合、利用者が支払う金利手数料は原則0円です。
加盟しているお店がカード会社に支払う数%の手数料のみが発生します。
ちなみに2回払いは分割払いにはならないと判断され、この場合も基本的に金利手数料は発生しません。
クレジットカードと上手く付き合うためには、金利手数料が発生しないボーナス一括払いや2回払いを活用することをおすすめします。
それらに対して、分割払いとリボ払いの場合は利用者が金利手数料を支払う必要があります。
この2つの支払い方法を同じようなものとして捉えてしまいがちですが、大きな違いがあるのです。
それを知らずにクレジットカードを使い続けていて債務超過に…なんてことが実際に起こっています。
次回、この2つの支払い方法について丁寧にご説明したいと思います。