引っ越しをする主な理由は、
- 就職や進学が決まったから
- 転勤が決まったから
- 契約更新の時期だから
- 住んでいた物件に不満があったから
などでしょうか。
就職や進学、転勤などは、限られた時間で部屋探しをしなくてはなりませんし、部屋探しが集中する時期になりますから、じっくり物件を探すというのは難しいかもしれません。
それに対して、契約更新が理由の引っ越しであれば、契約更新の1ヶ月程度前までに部屋が見つかるように時間をかけて探せますし、現在の住まいへの不満が理由で部屋を探すのであれば、次は絶対に快適な物件を見つけられるように、物件選びは慎重に行うべきです。
部屋探しにあまり時間をかけられない場合でも、できる限りポイントを押さえて、安心して暮らせる物件を見つけましょう。
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部屋探しのエリアを絞る
治安に関する情報を収集する
特に女性は住む場所を治安の良さで選びたいものです。もちろん窃盗や空き巣など男性も被害に遭う可能性はありますから、治安は気になるところだと思います。
ネットで調べると、東京であれば駅ごとにいろいろな口コミが溢れています。もちろんそれも参考にはなりますが、住む人の性別や年齢によって感じ方は違います。
客観的な情報としては、警視庁が発表している犯罪情報マップが参考になります。
こちらは東京版です。
犯罪の種類ごとに多い地域と少ない地域が色分けされていて一目でわかります。
また、マップで見たい区や市をクリックするとより細かいエリアの状況が表示されます。
東京の犯罪情報マップはこちらから
東京だけでなく各都道府県にも犯罪情報マップがありますので、引っ越し先の地域で検索してみてください。
遠方への引っ越しなど、土地勘のない地域に引っ越す場合は必ず確認しておきましょう。
エリアを絞ったら駅周辺を実際に歩いてみる
部屋選びに時間がかけられる、かつ近郊に暮らしているのであれば、絞ったエリアの駅周辺を実際に歩き、昼間と夜間の街の様子を確認するのがベストです。
昼間は人通りが少なく静かな印象を受けていても、夜になると飲食店が開店して騒々しい印象に変わるかもしれません。
また、駅周辺にはそこに暮らす人がたくさんいるわけですから、歩く人の雰囲気も地域の様子を知る手がかりになります。
安心して暮らせる物件とは
私は学生時代に防犯の面で安心だと思って女性専用マンションに住んでいました。
ところが女性専用ということが逆に不審者を呼び寄せるのか、周辺で不審者の目撃情報も多かったですし、屋上に男性がいると通報があって警察が来たりすることもありました。
条件だけで安全な物件を見つけることは難しいです。
少しでも安心して暮らせる物件を見つけるためには、自分の目できちんと確認することが大切です。
候補の物件が見つかったら、周囲の様子を確認
希望のエリアで物件の内部も気に入ればすぐに決めてしまいたいところですが、周囲の様子を必ず確認しておきましょう。
- 防犯カメラはどこに設置されているか
- 道路からその部屋がどのように見えるのか
- 共用部分の汚れが放置されていたりゴミが落ちていないか
- ゴミ置き場がきちんと管理されているか
- エレベーターに窓があり乗っている人の姿が見えるか
- 幹線道路や線路が近くにあればどの程度の騒音があるのか
部屋自体が気に入っていても、生活する上で周囲の環境は大きく影響しますから、部屋を決めるのは慎重すぎるくらいで十分です。
周囲の騒音は侵入者のガラス破壊の音をかき消しますから危険度が増してしまいます。
自分の目で確認できないことは不動産会社の担当者に確認しておきます。
隣や上下の部屋にはどんな方が住んでいるのか、建物にはどの程度外国の方が住んでいるのかなどです。
外国の方が多い場合、生活スタイルや文化の違いからトラブルに発展する可能性があります。
もし隣の部屋も空き室であれば、どの程度音が聞こえるか試しておくと安心です。
物件から駅までは夜間も実際に歩いて確認
建物周辺の夜間の様子を確認しましょう。
駅までのルートに街灯が十分にあるか、人通りはどの程度か、いざというときに助けを求められる遅くまで営業している店があるかなど、自分の目で確認しておきます。