ひとり飯は体に悪い!? 一人暮らしの日常「孤食」のデメリットとは

ひとり飯は体に悪い!? 一人暮らしの日常「孤食」のデメリットとは

会社や学校での昼休み、あなたはどのようにお昼ごはんを食べますか?

私は持って行ったお弁当や購入したお弁当を会社の自席で食べるんです。

そうすると、結構頻繁に言われることがあります。

「女の子たちと一緒に食べないの?」「一人で食べると寂しくない?」

い、いや、お昼ご飯を席で食べてるだけなんですけど…それだけなんですけど。

周りには席で昼食をとる同僚はいっぱいいるのに、女性である私が席で黙々と食事をしてると、よく言われるんですよ。

ひとり飯は体に悪い!? 一人暮らしの日常「孤食」のデメリットとは

以前はたまに同じ職場の女の子たちと会議室で昼食をとっていた時期もあるんですが、なんだか面倒くさいんです。

わざわざそこに行くのも面倒ですし、フェミニンな会話に付き合うのに疲れてしまうんです。

仕事が忙しいのもありますが、いつしか席で食事をするようになりました。

そして、ある日、こんなことを言われました。

「一人でご飯を食べるのは体に悪いよ」

え!?

これまで「お昼ごはんを一人で食べる寂しい女」と認定されることはまったく気にしなかったのですが、体に悪いと言われると聞き流すことはできません。

一人で食事をすることが体に悪影響をおよぼすというのが事実なのか、調べてみました。

■早食いになりがちなひとり飯は体への悪影響が…

ひとり飯は体に悪い!? 一人暮らしの日常「孤食」のデメリットとは

食事中の会話がなく、他の人のペースを気にする必要のないひとり飯は、どうしても早食いになりがち。

この「早食い」はかなり問題アリみたいです。

短時間で食事をしてしまうと、食後の血糖値が上昇しやすくなり、血糖値を抑制するためにインスリンを分泌する膵臓に負担がかかります。

このような状況が続き、機能が低下すると血糖値のコントロールができなくなり、結果として「糖尿病」を引き起こしてしまう場合があるようです。

また、満腹感を得られる前に必要以上に食べてしまう傾向があり、「肥満」を招いてしまう可能性も。

その他にも、あまり噛まずに飲み込むことで消化器に負担がかかるなど、健康にはかなりの悪影響があるみたいです。

■好きな食べ物中心の偏った食事を続けると…

ひとり飯は体に悪い!? 一人暮らしの日常「孤食」のデメリットとは

好きなときに、好きなものを、好きなだけ食べられる、ひとり飯ならではの醍醐味ですよね。

でも、バランスの悪い偏った食事を続けていると、高血圧や高コレステロールなど生活習慣病を発症してしまうかもしれません。

■会話のない食事は味気ないけれど…

ひとり飯は体に悪い!? 一人暮らしの日常「孤食」のデメリットとは

楽しい会話があれば、食事はよりおいしく感じられるものです。

でも、一人で黙々と食事をすると、食べた料理、もっというと食べたことがあまり記憶に残らないような気がします。

そういう意味でいうと、やはりひとり飯は味気ないと言えるのかもしれませんね。

かといって、誰と食事をしても楽しい訳ではありません。

自分がいやだと思う人と一緒に食事をするのはストレスを感じるものです。

それだけでなく、嫌いな人との食事は、脂肪を燃焼してくれる褐色脂肪細胞のはたらきが低下し、なんと太りやすくなるのだそうです!

嫌いな人と一緒に食事をするのは精神的にも肉体的にも悪影響がありそうです。

■孤食を健康リスクにしないためには…

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「ひとり飯」が健康に悪影響を与えないようにするためには、よく噛んでゆっくり食事をすることが大切です。

満腹中枢が働くまでに約20分かかるため、少なくとも20分くらいかけて食事をするようにしましょう。

パンのような柔らかいものや麺類のように噛まずに食べられるものは、自然と噛む回数が少なくなり、早食いになる傾向があるのでご注意を。

好きなものなら毎日でも食べたいところですが、肉や魚、野菜など栄養のバランスを考えて食事をする必要もあります。

毎食きちんとした食事をするのは難しいかもしれませんが、一日のトータルで考えればそれほど神経質になる必要もありませんね。

そして、楽しい気分で食事ができればベストです。

でも、これって「ひとり飯」に限ったことではないような気が…

一人で食べようが、誰かと食事をしようが、早食いや偏食は体に悪いものですよね。

要は、人の目が無い分、自分でしっかり気を付けなくてはならないということのようです。

■ひとり飯はおいしく感じない…ならば「鏡」を使ってみては

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そもそも、一人でする食事はおいしく感じられないという方もいるでしょう。

そんな方は「鏡」を使うことで食事をおいしく感じられるようになるかもしれません。

名古屋大学が高齢者と大学生を対象に、

①鏡の前に座って自分の姿を見ながら

②壁が映されたモニターを見ながら

ポップコーンを食べたときにどのくらいおいしく感じられるかを調べた結果、鏡の前で食べたほうがおいしく感じ、食べる量も増えたそうです。

これまで、一人で食事をするよりも誰かと食事をした方がおいしく感じられることが知られていましたが、この研究により食事中に人の存在を感じるだけでおいしさが高まるということが分かりました。

一度試してみてはいかがですか。

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