梅雨ってジメジメして鬱陶しい時期ですよね。
でも、この時期に絶対しておきたい仕事があるんです。
それは「梅仕事」です。
この時期には青梅がスーパーでも購入できますが、シーズンが過ぎてしまうと来年まで待たなくてはならないんです。
梅仕事といえば梅干しや梅酒がポピュラーだと思いますが、私はお酒がまったく飲めず、子どものころから塩辛くて酸っぱい梅干しが少々苦手です。
そんな私が毎年作るのが「梅シロップ」です。
クエン酸をたっぷり抽出できた梅シロップは夏バテ防止効果抜群です。
また、腸の働きを整えたり、新陳代謝を促進してくれたり、美容面でも健康面でもうれしい効果がいろいろあるんです。
冬にはホットで飲もうと思って毎年作るのですが、暑い時期に炭酸で割って飲むのがあまりにも美味しくて、冬まで残せたことがありません。
作り方はとっても簡単なので、ぜひ作ってみてください。
準備するもの
・青梅 1kg
できるだけ傷がなく、色づいていない青梅を選びます。
・きび砂糖 1kg
私は普段から使っているきび砂糖を使いますが、氷砂糖や黒糖でも作ることができます。
砂糖によって味が全然変わってきますから、お好みのものを使ってください。
梅と砂糖は同量で準備します。
・4ℓ保存瓶
梅500gと砂糖500gで作る場合は2ℓ保存瓶でOKです。
保存瓶は熱湯消毒する必要があるので、耐熱性を確認してください。
梅シロップの作り方
1.梅のあく抜きをする
梅をきれいに洗ってからボウルに入れて水を張り、2~3時間おいてください。
2.保存瓶を熱湯消毒する
いきなり熱湯を瓶に注ぐと割れてしまうことがあるので、50~60℃程度のお湯で一度瓶を温めてからお湯を捨てて熱湯を注ぎます。
10分ほど放置し、お湯を捨てて瓶を逆さにして乾燥させます。
その際、割り箸などを瓶の下に敷いて、水が抜けやすくしておきます。
鍋にスッポリ収まる程度の大きさの保存瓶であれば煮沸消毒しましょう。
3.梅のへたを取り除く
あく抜きが終わったら梅を洗い、キッチンペーパーなどできれいに水気を拭き取ります。
竹串などを使って梅のへたを取り除きます。
このとき梅を傷つけないように丁寧に作業します。
4.瓶に梅と砂糖を入れる
消毒した瓶と梅が完全に乾燥したことを確認できたら、瓶に梅と砂糖を入れていきます。
瓶に入れるのは砂糖⇒梅⇒砂糖⇒梅⇒砂糖と交互に入れていきますが、一番下と一番上は砂糖がくるようにします。
5.日の当たらない場所で保存する
▲ 2日目
室内の日の当たらない場所で保存します。
保存瓶に入れてから数日すると、梅と接しているところから砂糖がどんどん溶けていきます。
水分が増えてくると、1日数回瓶を傾けたりして、同じ梅が露出している状態にならないよう、万遍なく水分が行き渡るように混ぜます。
▲ 7日目 この程度の泡なら問題ありません
もし、泡がブクブク湧いてくるようであれば、それは発酵しているということです。
少しの泡であればそのままで問題ありませんが、どんどん発酵が進むようなら梅とシロップを分けて、シロップを弱火で加熱します。(あくが出るようならば取り除きます)
シロップが冷めたら梅とともに瓶に戻します。
6.砂糖が溶けて梅が小さくなったら出来上がり
▲ 14日目 梅がシワシワになってきました
▲ 28日目 シワが増え、梅が小さくなってきました
▲ 45日目 梅はこんなに小さくなりました
砂糖がきれいに溶けて、梅が固くて小さくなれば梅シロップの出来上がりです。
長期保存する場合は、シロップから梅を取り除き、シロップを弱火で15分ほど加熱消毒し、完全に冷めたら瓶に移して冷蔵庫で保存します。
半年程度は美味しく飲むことができます。