せっかく部屋も環境もすごく気に入って引っ越したのに、思わぬ近隣トラブルで憂鬱に…こんなケースは決して少なくありません。
騒音は自分が出してもトラブルになりますし、他人の騒音もトラブルになってしまう厄介な問題です。
クタクタに疲れて、やっと帰った家でトラブルがあるとまったく寛げませんよね。
できる限り近隣トラブルは避けたいところです。
前回の記事でご紹介しましたが、近隣トラブルの原因第1位は「騒音」です。
引っ越したら、まず真っ先にトラブルの種になりそうな「騒音」への対策を行っておきましょう。
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今すぐ簡単にできる防音対策
1. 窓を閉めてすき間をしっかり埋める
暑い時期にはどうしても窓を開けておきたくなります。自分だけでなく隣の部屋も窓を開けていれば会話や生活音はすべて聞こえてしまいます。
私はちょっとした換気以外は窓を閉めて生活しているのですが、電話で話すときや来客があったときなどは特に気を付けています。
水回りや洗濯機の回る音など、日常の生活音も気になるものですが、人の話し声って特に気になりませんか?
ずっと聞こえていると、いつの間にか話の内容に聞き耳を立ててしまっていたりします。
他の人も同じだと思うので、会話の内容が近隣に聞こえないようにすることは近隣への配慮と同時に自分のプライバシーを守るためにも大切だと思います。
窓を閉めていても外に音が漏れてしまうようであれば、100円ショップなどで購入できるすき間テープを使って窓の隙間をしっかり埋めると多少は改善されます。
他の部屋の前を通って室内の音がよく聞こえる物件であれば、自分の部屋も同じように聞こえていますから、窓と同様に玄関のドアの隙間もすき間テープなどで塞いでおきましょう。
2.遮音カーテンに替える
自分が窓を閉めていたとしても、隣や上の階の方が窓を開けていれば自室から漏れた生活音は聞こえてしまいます。
より確実に音を遮る方法として、遮音カーテンを使うのも対策のひとつです。
これは、車の走行音や他の部屋のテレビの音など、外からの音で悩まされている場合にも有効です。
遮音カーテンは値段の高いものが多いのですが、ニトリなら手頃な値段でも購入できます。
遮音だけでなく、遮光や遮熱効果もありますから、光熱費の節約にもなりますし、眠りの浅い方にはいいかもしれません。
カーテンは窓をしっかり覆うほうが効果が高くなりますから、購入する際はサイズに気を付けましょう。
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3.洗濯機には防振ゴムを敷く
どうしても夜に洗濯をしなくてはならないことありますよね。というか、今は夜の洗濯が当たり前になりつつあります。
最近の洗濯機が静かになったとはいえ、周囲が静まり返ったなかで洗濯機を回せばなかなかの音になります。
帰宅してすぐ洗濯するなど、できるだけ早い時間に済ませるようにしましょう。
洗濯機の防音対策には防振ゴムを使います。脱水するときの振動もある程度吸収してくれます。
100円ショップでも購入できますから、一度試してみてください。
4.床にはコルクマットやカーペットを敷く
フローリングの床は掃除が楽だし、夏は涼しくて気持ちのいいものですが、床は下の階の方にとっては天井ですから、できるだけ音を抑える必要があります。
コルクマットやカーペットを敷いておけば音を吸収してくれるので防音対策になります。
コルクマットでもカーペットでも、湿気の多い部屋ではカビが生えてしまう可能性がありますから、定期的にめくって掃除をするようにしましょう。
5.テレビを壁から離して置く
壁側にテレビを置くときは、壁から少し離して置くようにします。とはいうものの、狭い一人暮らしの部屋ではそんな贅沢なスペースはありません。
本当は50cm以上離すと効果があるそうですが、それが難しい場合はできる限り離して置きましょう。
そして、大きな音で楽しみたいときはヘッドフォンを使うことをおススメします。
その際にはご自分の笑い声や叫び声にくれぐれもご注意ください。
6.音の聞こえてくる壁側に家具を置く
もしも隣の部屋からテレビの大音量が聞こえたり、夜中まで大騒ぎをしているのであれば不動産会社を通して注意してもらうこともできます。
でも、自分の部屋で一番心地いい場所にいて、隣の水回りの音がはっきり聞こえたりすると、仕方のない生活音であるために我慢することになってしまいます。
そんなときは、音のする側の壁に棚などの家具を置くように模様替えしてみましょう。
背の高い家具を壁にピッタリつけずに1cmほど空けて空気の層を作るように配置します。
棚には物を並べておいたほうが効果がアップします。
もちろん自分の部屋の音を隣室に聞こえにくくする効果もあります。
過度に神経質になる必要はないと思いますが、こういったトラブルというのは一度発生してしまうとなかなか解決するのが難しいものです。
できる限り周囲に対して配慮し、近隣トラブルと縁のない生活を送れるようにしましょう。