ペットのいる生活を想像することがあります。
疲れて家に帰ると自分の帰りを待っていてくれて、エサを美味しそうに食べてくれて、かわいい姿に癒されて…と楽しいことばかりです。
ペットを飼う前は、ペットと暮らす楽しい生活は想像しても、ペットを迎えることで発生するかもしれない大変さはなかなか想像しないものです。
でもペットは生き物ですから、元気なときもあれば体調を崩してしまうこともあります。
今回は犬と猫を除く、一人暮らしでも飼いやすいといわれている小動物たちが健康で過ごすために必要なお金や世話のことをじっくり考えてみたいと思います。
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彼らが健やかに過ごすためには毎日の世話が大切
手がかからないペットの代表格がハムスターです。
そんなハムスターでもトイレ砂と汚れた床材の交換は毎日必要です。
また、2週間に1回は床材をすべて交換し、1ヶ月に1回はケージを掃除します。
ハリネズミの場合も汚れた床材の交換と回し車の掃除は毎日必要です。
2週間に1回は床材をすべて交換し、ケージなどが汚れていれば殺菌消毒します。
もちろん毎日水を交換して餌やりをしなければなりません。
彼らは小さくても生き物ですから、当然毎日世話をしてあげる必要があり、清潔にしてあげることで病気やケガを防ぐことにもなります。
毎月の維持費も想定しておく
犬や猫たちほどかからないとはいえ、小動物たちにも月々の維持費は発生します。
- うさぎ ・・・ ペレット、牧草、トイレ砂、トイレシートで3500円程度
- ハムスター ・・・ ペレット、トイレ砂、砂浴び砂、床材で2000円程度
- ハリネズミ ・・・ エサ、床材で2500円程度
- フェレット ・・・ フード、トイレ砂で3000円程度
フェレットについては予防接種で年1回6000円とフィラリア予防ワクチンが5月~12月に1000円を8回など他にも費用が発生しますから、他の生き物と比較して維持費が高くなります。
温度管理でエアコンは必須
温度管理が必要な小動物が多く、夏と冬にはエアコンが必須になります。
一人暮らしでは外出中に窓を開けておくことはできませんから、電気代が高くつくことは覚悟しなくてはなりません。
温度とともに湿度も管理するためにメモリー機能付きの温湿度計を設置すると便利です。
長期間家を空けることは難しい
うさぎ、ハムスター、ハリネズミ、フェレットいずれも1泊2日程度の留守番は可能ですが、それ以上になる場合は誰かに世話を頼むか、ペットホテルに預けたほうがいいでしょう。
ところが、小動物たちは犬のようにどこのペットホテルでも預かってもらえるわけではありません。
また預かってもらえたとしても、他の動物と一緒の空間にいなくてはならなかったり、かなりストレスの溜まる環境だといえます。
近くに実家があって預けることができるかどうかなど、飼育環境について考えておく必要があります。
病気になったときに診察してくれる病院を探しておく
ペットホテルと同様、小動物を診察してくれる動物病院は多くありません。
エキゾチックアニマル専門病院などもありますが、緊急時に診察してもらうためにはあまり遠いところでは意味がありません。
ペットを飼う前に、近くに診てもらえる病院があるかどうか必ず確認しておきましょう。
病気になったときにはかなりの出費を覚悟しなくてはならない
ペットの医療費ってどのぐらいかかると思いますか?
自由診療ですから病院によって異なりますが、ハムスターの開腹手術でも20000円以上、うさぎともなると100000円以上かかることもあります。
また、フェレットは病気にかかりやすいといわれています。
かわいさだけで迎えることなく、そういった特性も含めて生涯面倒をみてあげられるかどうかきちんと判断することが必要です。
小動物のためのペット保険を検討する
病気やケガをしたときのためにペット保険があります。
小動物が加入できるものもありますが、年齢制限が設けられていたりします。
フェレットは3歳を超えてから病気にかかりやすくなりますが、5歳未満しか保険に加入できないという制限があると本当に保険に加入しておくべきか難しいところです。
迎えるペットによって保険料も異なりますから、保険が必要か、どのような保険が最適かしっかり検討しましょう。