地震のニュースを聞くと、自分がきちんと災害に対して備えられているかを見直さなければと感じます。
自分では怖さを忘れていないつもりでも、やはり時間が経過することで意識が薄れているのを思い知らされます。
非常食については、東日本大震災以降はかなり気を付けるようになり、食べては補充するローリングストック法を実践できています。
無理せず非常時に備えられるので、一人暮らしの私には適した備蓄方法だと思います。
ところが、自分では万全だと思っていた家具の転倒防止策に大変な欠陥があることが判明してしまいました。
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つっぱり棒は家具と天井の間隔が広いと効果がない…
賃貸住宅など壁に穴を開けられない場所でできる家具転倒防止対策の代表格が天井と家具の隙間を突っ張る「家具転倒防止棒」です。
私の部屋でももちろん使っています。
壁につけた家具の奥のほう(壁側)の両端に2つ設置しています。
ところが、この家具転倒防止棒は、家具と天井の間が広い場合は効果があまりないようなのです。
それを知ってしまったからにはこのままにする訳にはいきません。
つっぱり棒の力が十分に発揮できない場合、つっぱり棒の間に段ボールを挟む形で天井と家具の隙間をピッタリ埋めることで少し効果が上がるようです。
この家具は細いので、つっぱり棒と段ボールの両方が無理なら段ボールだけにしようと思っています。
念のために段ボールの上下に滑り止めのマットを挟む予定です。
家具転倒防止のつっぱり棒で天井に穴が…
天井には等間隔で柱が通っています。
柱のあるところは頑丈ですが、柱のないところは石膏ボードやベニヤ板があるだけなので強度がなく、地震の衝撃で簡単に穴が開いてしまいます。
家具転倒防止の目的で設置したつっぱり棒が天井を破壊してしまうのです。
天井を叩いてみて、硬い音がする場所が柱のあるところで、軽い音がする場所は石膏ボードやベニヤ板の場所になります。
硬い音のする柱の位置に家具転倒防止棒を設置します。
さらに安全性を高めるためには2本の家具転倒防止棒の天井側接地面をカバーできる大きさのあて板を挟みます。
あて板の厚さは1.5cm程度のもので十分です。家具と突っ張り棒、あて板とつっぱり棒はそれぞれねじ止めすると安心です。
家具転倒防止棒よりもさらに安全なのが、面で支えるすき間家具です。
首都直下型地震が起こるといわれているので、私もすき間家具を設置できるところは替えなくてはいけないなと感じています。
このタイプなら収納としても使える上に家具の転倒防止になるのですから一石二鳥ですよね。
もっとスマートに防災対策をするならこちらも。
家具の転倒防止には、足元にストッパーをかませることで効果がアップするそうですから、忘れずにこちらも設置しておきましょう。
本棚の本が飛び出さないようにつっぱり棒を
本棚が倒れるだけでなく、本が飛び出すことも大変危険です。
少々本を取り出しにくくなりますが、本棚につっぱり棒を設置して飛び出しを防止しようと思います。