忙しいときに買い物に行ってご飯を作る、なかなかハードルが高いですよね。
でも、忙しいときほど食事の栄養バランスなどには気を付けたいものです。
そこで、強い味方になってくれるのが作り置きができる常備菜のおかずたちです。
最近は作り置きメニューのレシピ本もたくさん発売されています。
週末など時間があるときに5~6種類作っておくと、平日は温めるだけでOKです。
多めに作っておけばお弁当までカバーしてくれます。冷蔵庫に保存容器がズラーッと並んでいると安心感が違います。
そんな頼りになる作り置きのお総菜ですが、なんでもかんでも作り置きしておけるわけではありません。
特に暑くなる季節は食品の傷みには気を付けなくてはなりません。
そこで、作り置きおかずを作るうえで気を付けたいポイントとコツをご紹介します。
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作り置きの大切なポイント
1. 水分はできるだけ切っておく
野菜を茹でるときはしっかり水気を切り、しぐれ煮などの佃煮やきんぴらなどの炒め煮を作る際は煮汁をできるだけ煮詰めます。
水分は傷みの原因になります。
2. 食材にはしっかり火を通す
食材はしっかり加熱します。
特に肉や魚など生の状態が残っていると菌が繁殖してしまいますから、必ずきちんと中まで火を通します。
3. 酢や油、スパイスや香味野菜を使う
酢やレモンなどの酸には殺菌効果があり、油は食材をコーティングしてパサつきを抑えるので、両方を使ったマリネなどは作り置きに向いたメニューです。
また、カレー粉などのスパイスやにんにく、しょうがなど香味野菜も腐敗防止や臭み取りの効果があります。
4. きちんと冷ます
作ったおかずは必ずきちんと冷まします。
温かい状態で容器に入れると水滴がついてしまい、傷みの原因になります。
5. 容器を必ずアルコール消毒する
できるだけ長く料理を傷めずに保存するために、容器は必ず台所用のアルコール除菌剤で消毒しておきましょう。
6. 取り分けるときは清潔な箸を使う
お弁当を作るときなど、ついつい同じ箸を使っておかずを取ってしまいがちですが、別の箸を使うか、箸を洗ってキッチンペーパーなどで水分をきちんとふき取りましょう。
手で触るのは厳禁です。
7. お弁当に入れるなら必ず再加熱する
家での食事の場合は、肉や魚、卵を使ったおかずなどは念のために電子レンジで加熱します。
お弁当に詰める場合は、すべてのおかずを電子レンジで加熱してから使います。
きちんと温まっていることを確認してください。
作り置きの常備菜は身体のことを考えて作るのですから、お腹をこわしてしまっては意味がありません。
衛生面にもしっかり気を付けて、常備菜を取り入れたバランスのいい食事を摂りましょう。