真っ暗な部屋に帰ってきて、ため息なんかつきながら電気を点ける。
一人暮らしが寂しいって思うことありませんか?
そんなときに自分の帰りを待っててくれるパートナーがいたら…もう人間じゃなくたっていいですよね。
いいえ、むしろ動物のほうがいいかもしれません。
けんかをしなくても済みますし、口うるさいことを言われることもありません。
一人暮らしでペットを飼うのって少々ハードルが高い気がしますが、世の中に反乱しているペット動画などを見ていると、生き物との共同生活が楽しいものなのは疑いようがありません。
これまでペットと一緒に暮らしたことがない初心者の方でも、ワンルームの部屋でも飼いやすいのはいったいどの生き物なのでしょうか。
比較してみましょう。
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相当な覚悟が必要
犬 (おススメ度☆☆☆☆☆)
なんといっても信頼関係を築きやすく、かけがえのないパートナーになってくれます。
ただし、犬はとても寂しがり屋です。
家を空けている時間が長いとストレスを溜めてしまうので可哀そうです。
最大のネックは散歩で、時間の融通をつけられる方でないと犬との共同生活はムリです。
鳴き声も集合住宅では厳しいですから、犬については動画で癒されるほうが無難です。
猫 (おススメ度★☆☆☆☆)
散歩がない分、犬よりはほんの少し飼いやすいといったところです。
よく鳴く子は鳴きますし、暴れる子は暴れますから、特に集合住宅では騒音トラブルがないとはいえません。
一人暮らしで初めて猫を飼うならば、生後3ヶ月ぐらい経ち、日中誰もいなくても留守番ができるようになっている猫を飼いましょう。
なかなかの覚悟が必要
うさぎ (おススメ度★★☆☆☆)
おススメの点は何といってもめったに鳴かないことと散歩が不要なことです。
うさぎ自身はほとんど無臭ですが、おしっこは相当臭いです。
いろいろな物をかじりますから、ケージで飼わなければ被害が発生します。
食事は1日に2回きちんとあげなければなりません。
網戸などは簡単に穴を開けて出てしまいますから、部屋に放すときは戸締りを忘れないでください。
なつきにくいといわれています。
寿命は8~12年です。
フェレット (おススメ度★★☆☆☆)
室内で飼って外には出さないようにします。
部屋のなかでもストレスを溜めずに過ごすことができます。
エサについては自分の必要な量だけを食べますから、神経質にならなくても大丈夫です。
なつきやすく、トイレも覚えます。
どこにでも入っていってしまうので、基本的にケージで飼いましょう。
カワイイ見た目に似合わず性格は決して穏やかではありません。
一番のネックは強い体臭です。これに関して覚悟が必要です。
寿命は7~10年です。
初心者でも比較的飼いやすい
ハムスター (おススメ度★★★☆☆)
水とエサをあげておけば、1泊程度は留守番が可能なようです。
鳴き声や臭いについては心配ありませんし、ほとんど手がかかりません。
ハムスターに頻繁に噛まれるとまれにアナフィラキシーショックを起こすことがあるそうですから、飼うときは噛まれないように気を付けましょう。
アレルギー体質の方は注意が必要です。
なつかないと思ったほうがいいようです。
多頭飼いは共食いすることがあるので避けましょう。
ケースで飼えるので部屋が汚れません。
寿命は2~3年と短いです。
モルモット (おススメ度★★★★☆)
ハムスターと比べてなつきやすく、コミュニケーションを楽しめるようです。
噛み癖がありますからケージで飼います。
水分を多く飲みますから、特に夏場などは気を付けてあげましょう。
集団での生活を好むので、ハムスターと違い多頭飼いができます。
繁殖力が高いので、多頭飼いの場合はオスとメスを分けて飼育します。
血が出るほど噛まれた場合はきちんと消毒してください。
寿命は4~8年です。
ハリネズミ (おススメ度★★★★☆)
鳴くことがなく、無臭です。運動量が多いので大きめのケージで飼います。
単体飼育にしないとストレスが溜まってしまいます。
興奮して針が立っているとき以外はそれほど痛くなく、慣れてくるとあまり針を立てなくなるそうです。
なつきやすく、トイレも覚えます。
針はある程度の長さまで伸びたら止まります。
名前にネズミと付きますが、げっ歯類ではなくモグラに近いです。
寿命は5~8年です。
初心者でもとても飼いやすい
リクガメ (おススメ度★★★★★)
リクガメのなかでも、もっとも飼育しやすいといわれているのがヘルマンリクガメです。
日本の気候に近い地域で生息する種類のため、温度や湿度にそれほど気を遣う必要がありません。
甲長が20cm程度にしか大きくならないため、一人暮らしのスペースでも十分です。
繊維質の多い葉物野菜などを与えます。
のんびりした性格は共同生活のパートナーに向いています。
ただ、唯一の問題は寿命が30~50年ということです。
少しでも若いうちに飼い始める必要がありますね。
熱帯魚 (おススメ度★★★★★)
最初は小さな水槽から始めて、慣れてきたら少し大きなものにするなど自分のキャパシティに合わせた飼育ができることが魅力です。
オートフィーダを使えば留守中も餌やりは可能ですし、きちんとした設備を整えておけば1週間程度は家を空けても問題ないようです。
手がかかるのは水換えですが、それも基本的に週1回、1/3の量を入れ換えるだけなので魚を別の場所に移す必要もありません。
何よりインテリアとしても素敵ですよね。
飼育しやすい生き物たちも気温や湿度に敏感だったりするので、くれぐれもそのコたちに適した環境を作ってあげてください。
そして命を預かるのですから、最期まで責任を持って飼ってあげましょう。
また、ペット不可物件でもペットの種類によっては飼育の許可がもらえることもありますから、内緒で飼ったりせず必ず確認するようにしてください。
今回私もいろいろ調べてみて、ペットを飼うならハリネズミだと心に決めました。
リクガメも魅力的なのですが、出会うのが10年、いや20年遅すぎました…